InDesign CS2の[カラー設定]の[カラーマネジメントポリシー]には、新しく「番号を保持(リンクされたプロファイルを無視)」という項目が追加されました(下図)。Adobe Creative Suite 2のデフォルト設定では、この「番号を保持(リンクされたプロファイルを無視)」が選択されています。
※ちなみにIllustrator CS2では、「カラー値を保持(リンクされたプロファイルは無視)」が同じ意味の設定となります。
Adobe Creative Suite(CS)までは、CMYKのオブジェクトとカラーマネジメントされたRGBオブジェクトが混在するドキュメントを出力する場合、CMYKオブジェクトが色変換されないようカラー値を保持することは難しいものでした。これを回避するために新しく導入されたのが、この「セーフCMYK」のワークフローだそうです。
「セーフCMYK」ワークフローとは、CMYKとRGBが混在するドキュメントにおいて、CMYKオブジェクトとRGBオブジェクトを最終出力まで切り離して取り扱うワークフローです。つまり、カラーマネジメントによる変換がRGBオブジェクトに適用された場合でも、CMYKオブジェクトのカラーは変換されずに保持されるわけです。
http://support.adobe.co.jp/faq/faq/qadoc.sv?226745+002より
RGB ドキュメントのプリント時は、カラー値を保持することはお勧めしません。」
http://www.apple.com/jp/pro/techniques/akabane/03/index2.htmlより
【ラスターデータの場合】
1: 画像のチェックはPDFで行う。
2: 色基準は「Adobe RGB(1998)」か「Japan Color 2001 Coated」。
6: 色基準を示すためにICCプロファイルを埋め込む。
7: ファイル形式はTIFF形式か、レイヤーやマスクを活かす場合はPhotoshop形式とする。
2: ファイル形式はIllustrator形式。透明効果がさまざまな機能に利用されているので、Illustrator EPS形式は使用しない。
【ベクターデータの場合】
2: ファイル形式はIllustrator形式。透明効果がさまざまな機能に利用されているので、Illustrator EPS形式は使用しない。
http://www.kasumi-towa.jp/blog/archives/macdtp/pdfx/index.htmlより
1)テストデータをEPS保存後、Acrobat Distillerへ
これは私がよくOS 8.6 時代から行っていた方法です。PS書き出しの後、Distilleした場合、文字化けやアートワークの位置がずれたりしていましたが、この方法でやり直した場合、そのようなトラブルは起こりませんでした。もちろん、今回の結果もプリフライトでは問題なしでした。
2)InDesign CS へ配置、PDF書き出し
InDesign CS からPDF/X-1a では問題が生じたことはなかったので、試してみました。書き出されたPDFデータをプリフライトチェック。これも問題は表示されませんでした。
http://www.informe.co.jp/useful/dtp/dtp4.htmlより
また、リンクで画像を貼り込んだ場合、貼り込まれたIllustratorのファイルをEPSやAI形式で保存し、さらにInDesignなどに貼り込むというワークフローだと、InDesignのチェック機能がEPSやAI中の画像にまで及ばず、貼り込んだ画像がパッケージ収集やプリフライトに漏れてしまうこともあります。
なお、画像をリンクで貼り込んだドキュメントをPDF形式で保存した場合、画像が分割されてしまうことがあります。
モノクロ2階調のEPSファイルをInDesign CSに配置した場合、PDFに書き出すと1bitのはずのEPSが8bitに変換されてしまいます。この問題はCS2では解決されています。
また、EPSをインライングラフィックとして貼り込んだ場合、EPSのオブジェクトが自動的にオーバープリントになってしまうという問題もあります。これは、テキストに適用されているオーバープリントの指定(墨100%はオーバープリント)がEPSに反映されてしまうというのが原因です(CS2では問題ない)。
この問題は、オブジェクトの直前の文字を黒以外のスウォッチにするか、環境設定を開いて「100%のオーバープリント[黒]スウォッチ」をオフにすれば解決します。
Wordに画像を貼り込む場合、通常はTIFFかJPEGといった画像を使うでしょう。最終的に分版出力することを考えると、Wordに貼り込む場合でも画像はCMYKにするのがベストです。しかし、WordにCMYKのTIFFやJPEGを貼り込んでも、実際に出力すると元のCMYKの数値にはなりません。実は、CMYKのTIFFやJPEGであっても、Wordに貼り込んだ時点でRGBデータに変換されてしまうようなのです。
もちろん、RGBデータでもPDFやRIPの機能を使ってCMYKに分解して出力することは可能ですが、CMYK→RGB→CMYKという変換を経ることで色が変わってしまうのは避けられませんし、墨ベタが4版で出力されることもあり得ます。
この場合、CMYK EPSを使うことで色の変換を回避することが可能です。WordにEPSを貼り込むにはインポートフィルタをインストールしなければなりませんが、EPSであれば貼り込む際にCMYKがRGB変換されることはありません。

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